スタジオ制作システム
(DAWOne)
スタジオ制作システムとは?
スタジオ制作システムは、通常、放送用の音声や音楽を管理し、編集、録音、再生するための機器やソフトウェアのことを指します。具体的には、デジタルオーディオワークステーション(DAW)やミキシングコンソール、マイクロフォン、スピーカー、録音機器などが含まれます。これらのシステムを使用して、ラジオ番組やコマーシャル、ジングルなどを制作し、放送することが可能です。
スタジオ制作システムのラインナップ
CD棚管理・楽曲音源管理
CDManager
楽曲検索・プレイリスト作成
WebCD管理
スタジオDAW
DAWOne
CD音源管理:CD棚管理・楽曲音源管理「CDManager」
CD番号・JANコード・CD内部のトラック情報を用いて、メロディーズから該当するCD情報を検索し、情報の入力を簡素出来ます。CDの棚管理にとどまらず、CD音源をリッピングし、楽曲音源ライブラリを構築することができます。
リッピングした音源の検聴も可能。ダウンロード楽曲にも対応。マルチドライブPCを導入することにより、複数枚の同時リッピングが可能で、待ち時間を無駄にしません。
楽曲検索・プレイリスト作成「WebCD管理」
ABMシステム外部から、WEBブラウザ経由で楽曲の検索・試聴・ダウンロードができます。ブラウザ上で、プレイリストを作成し、スタジオDAW「DAWOne」で使用することができます。
スタジオDAW「DAWOne」
リッピングした楽曲音源やプレイリストの管理ができます。楽曲音源をDrag&Dropでオンエアフォーマットに登録可能。
DAWOneの強み
- デジタル・サイマル放送多重編成の対応
- 多彩な時間取り画面
- Windowsライクな操作性を追及することで、直感的に操作可能
- 入力チェック機能、監視機能の充実
- CMチャンク情報からの素材情報自動生成機能を装備
オンエアフォーマット
リッピングした楽曲音源を使用して番組を制作します。
フォーマットプレイヤー
最大4出力の再生機能を持ち、電子キューシートがそのままプレイリストとして使用できます。
卓のフェーダー信号と連動することで、各出力の再生開始や終了の時刻情報を自動的に記録します。卓から信号をもらうことでCDプレイヤーなどの機器の再生開始・停止時刻の記録も可能です。
収録の際はレコーダと連動するため、収録後に素材をレコーダで頭出ししながら各行の時刻を記録することもできます。
情報ネット互換の電子キューシート機能
弊社EDPSや情報ネット編成システムのタイムテーブルを元に、JFN情報ネット電子キューシートシステムと互換性を持つ、再生機能付きの電子キューシート「オンエアフォーマット」を管理することが可能です。
「オンエアフォーマット」はJFN情報ネットの電子キューシートシステムと互換性があり、自社番組のオンエアフォーマットの登録を行なうことで、JASRAC使用楽曲報告やNow On Airに連携します。二重入力は必要ありません。
また、ネット受け番組の電子キューシートも自動的に取り込まれ、EDPSのCMチャンスや音源のQA/QBと照合を行なうことが可能です。
ポン出し・収録
音源管理機能の他、最大2出力のポン出し、2入力のレコーダとして機能します。
ポン出しは16ボタンx8シートを番組毎に設定し、ボタン毎に色やレベル調整など細かいカスタマイズが可能です。
レコーダは有音での録音開始・無音検知/指定時間での録音停止が設定可能です。またBWF-J編集やレベル調整、カット、ピッチ変換と無音追加を組み合わせた尺調整機能を有します。
音源管理・波形編集プロジェクト管理
制作用の音源に加え、CD管理やEDPS、DAFと連携することで曲やCM・番組の音源をDAWOneで検索、使用することができます。
DAWOneはDAFの登録端末としても使用可能です。EDPSからきたファイリング指示に対して音源を登録し、アンサーを返すことができます。
NuendoやCubaseなどの波形編集ソフトウエアと連携し、サーバーでプロジェクトの一元管理やDAWOneで検索した音源を波形編集へドラッグ・アンド・ドロップで貼り付けが可能です。
DAWOne単体でもBWF-Jのキュー編集やカットアンドペースト、レベル調整、尺調整(ピッチ調整+余白付与)、フォーマット変換(16bit/48kHz/リニア)、CDからのリッピングなど様々な機能で番組制作を支援します。
仕様
システム概要
CD管理
- 音源サーバー
- WebCD検索サーバー
- CD登録端末
- 2023 Techno Japan Co., Ltd. All rights reserved.
DAW
- スタジオ端末
- PC本体
- モニタ2+1台(ブース側のサブモニター)
- オーディオIF(卓接続:4出力2入力)
- 卓連動IF(接点またはシリアル)
- ポン出しPAD
ソフトフェア概要
フォーマットプレイヤー
- タイムテーブルは情報ネットの編成と連動します。
- フェーダーに連動した最大4出力のリスト再生の他、CDなどの機器のフェーダに連動し確定時刻を記録します。
- JFN情報ネット電子キューシートと連動し二重登録は不要です。
- ブース側のサブモニターとして再生中の楽曲、次の楽曲を表示できます。
ポン出し+レコーダ+素材管理
- 16ボタンx8シートのポン出しを最大2枚同時に起動できます。
- 2入力のレコーダで同時録音可能です。
- レコーダとフォーマットプレイヤーを組み合わせ、録音番組のQA/QB設定が可能です。
- Cubase等の波形編集ソフトと連携し、サーバーでの波形編集プロジェクトの一元管理、サーバーから音源を検索し波形編集に使用することができます。